危機の中でESGが頭角:環境・社会ファクターへの投資が加速

ESG(環境・社会・ガバナンス)投資への関心が資産オーナーの間でグローバルに高まっている。特に年金と保険セクターの間でESG投資へのアプローチが進んでいる。その一方で、銀行とリテール向け商品ではまだ結果が分かれている。その結果として、アセットマネージャーは彼らの属する運用機関全体で、ESGを彼らの投資プロセス、レポーティングに採り入れ、商品説明書にも盛り込みマーケティングに活用している。こうした動きを通してESGは注目すべきテーマとしてフォローされる結果となっているが、それでは新型コロナはESG投資に対してどのような影響を与えているだ...

新型コロナはアクティブ運用の支援要因になっている

パッシブ運用が増加しており、世界の多くの地域でその傾向が止んでいないことは、多くの関係者に周知の事実だ。フィーの高いアクティブ運用から安価なパッシブ(もしくはスマートベータ)運用へのシフトは、運用機関にとって収入成長の阻害要因であり、より多くの資産オーナー、管理機関による投資戦略全般にわたるフィー引下げの要望がさらにそれを加速させている。この証左の一つとして、ETFの増勢は止むことなく、短期間とは言え2019年に6兆ドルの大台を超えた。...